ワイブル分布
なんで?という思いもあるが、それは後のお楽しみに措いておいて(先に知っときたい人は、極値統計学とか勉強するといいと思う。)
ワイブル分布の分布関数を導出することで、風速xが、ある値以下である確率の式を導出してみよう。
分布関数の導出
まず、ワイブル分布は、
(x>0のとき)
ここで、aは尺度パラメータ、bは形状パラメータ(ワイブル係数)である。
分布関数の定義から
――――(1)
と変数変換するので、
積分範囲は0~x → 0~(x/a)b であり、また、
であるので(1)より
分布関数は、
となる。
期待値の導出
ガンマ関数は、
であるので、
となる。
以上より、ワイブル分布の分布関数と期待値を求めることができ、これらはそれぞれ、x以下の風速の出現確率と、平均風速に相当する。
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