2011年8月22日月曜日

油漏れ事故に関して、もっと詳細な情報が必要---スコットランド政府

UKの海でのオイル事故についてもっと情報を一般公開すべきだとスコットランド政府は声明を出した。
この抗弁は、北海にある、ガーネットアルファ油田からの油漏れ事故に関係するものである。
シェルは先週事故がおきた当初、情報公開が十分ではないという批判にさらされた。
石油業界の規則は、英国議会には受け入れられたが、スコットランド議会は連合王国政府にこの問題の再調査を求めた。
シェルは、アバディーンから180キロの地点で、218トンと想定される量の油が油田近くのリリーフ弁から漏れているのを何とかしてきた。
スコットランド環境大臣のリチャード ロッホヘッド氏は、このような状況下においてどのように情報が公開されるかについての重大な問題が起こったと述べる。
ロッホヘッド氏は、この問題を見ている連合王国エネルギー大臣のクリス ヒューネ氏に「石油業界は、きわめて重要で、いつでも事故の起こりうるリスクを持っている状態で、我々の海において活動を行ない、インフラの整備をしている。これらのリスクを最小限にするための全ての活動がなされるだけではなく、事故が起きた場合、情報公開と透明性の原則が作られるべきだ。スコットランドの豊かでユニークな海洋環境を守るためにもっと多くの段階を経て、公開性と透明性を進めていかなくてはならない。」と述べた。
大臣はさらに、「油田の運転者には、連合王国政府に事故について報告する義務がある。しかるに、国民に対して開示する義務や、あらかじめこの手はずを決めておくことが必要だ。今日の国民は、もっと多くのことを求めている、そして、もし産業やそのような専門家が国民の心配に対して返答しないならば、国民の信頼は失われる。」
バルブは閉じられた。
環境圧力団体グリーンピースは、シェルからの情報が不足していることに懸念の意を表明した。
シェルは、調査チームを結成し、漏れの原因を解明する。

シェルは、政府専門家とも協力して、その独自の調査にもパイプラインの結合報告書他のデータの提供を含めて協力するという。
シェルは、漏れているバルブは金曜日に閉じられr、海への油漏れを防ぐ作戦は成功したと述べている。
http://www.bbc.co.uk/news/uk-scotland-north-east-orkney-shetland-14602385


UKの海洋への油漏れ事故の圧力は大きくなってきている。
とくに、徹底した情報開示と事故対応の内容の開示が求められる方向に進んでいる模様。

北海の油漏れ事故…シェルの対応

シェルによると、海に原油を漏らしていた北海油田のバルブは閉じられた。
シェルは、ガネットアルファ油田付近から漏れた原油の量は218トンだと発表した。
金曜日にダイバーが閉じたリリーフバルブからは、もう原油の漏れはないという。
引き続き監視が必要な状態であるとシェルは付け加えた。
シェルによると、原油は、バルブから1日1バレル以下の量が染み出している状態にあったという。
先週、漏れが発見されてから漏れているパイプラインにコンクリートブロックを置く作戦は、週末を通して継続する予定だという。
水面下で
シェルは書面で、「シェルは漏れの原因を究明する調査チームを結成した。我々は、また政府関係者、専門家による調査を受け入れ、パイプラインの接続の報告書他の情報を提出する」と述べた。
スポークスマンは、「オイルの漏れ先の海の状況をスコットランド海兵隊と連携して継続的に監視していく。また周辺地域での海洋生物と鳥への影響について船舶と空からの観測で調査する。これらの調査については、独立した鳥の観察により、格別な環境への影響はないことを示すことを含む。」と述べた。

パイプラインは、海面下300フィート(91m)にあり、660トンの油が入っている。
ガーネットアルファ油田は、アバディーンから113マイル(180km)の地点にある。
http://www.bbc.co.uk/news/uk-scotland-north-east-orkney-shetland-14601550
BBCニュースより。
漏れの発見から、1週間でのシェルの対応。
非常に早いといえるだろう。
1ガロン=158.9リットル
一日1斗缶10杯以下で、高速の対応をしても、政府やグリーンピースがさらに圧力を掛けてくる北海(英国)。
風車業界でも、洋上風車が盛んになっているが、
油が漏れた場合、これほどの高速な対応が可能だろうか?

2011年8月18日木曜日

英国洋上風車 値下げ!?がんばれ風車メーカー

英国エネルギー大臣は金曜日、スコティシュパワーリニューアブル に、そのタスクフォースで、2020年までに洋上風車の価格をメガワットアワーあたり100ポンド値下げするように要請した。
スコティッシュパワーの規制、市場関連directorであり、連合王国のグリーンエネルギーの議長であるのアンドリュージャミーソン氏はすぐに洋上風車の価格低減に向けて業界に値下げをするように動き出した。
エネルギー気候変動省は金曜日に声明を出した。
「ジャミソン氏は、エネルギー大臣のチャールズヘンドレーに招待されて、タスクフォースの議長を任せられた、そして、業界に洋上風車の価格をメガワットアワーあたり100ポンド下げるよう働きかけることを命じられた。」
エネルギー大臣は、RenewableUKとクラウンエステートと一緒に、来月タスクフォースを結成する。
政府のデータによると、洋上風車の価格レベルは、2010年時点で、MWhあたり149-191ポンドであり、陸上風車の75-127ポンドに比べて高い。
スコティッシュパワーは、10GW分の洋上風車を計画しており、20以上の陸上ウィンドファームを運営している。
エネルギー省のスポークスマンは、イギリスの設備と政府タスクフォースには特に対立はないと述べている。
「彼は既に、リニューアブルUKの議長であり、業界内部からは、業界の利益に関して広い見識を持っていると認識しているので特に問題はない」
とスポークスマンは言う。
ジャミセンは、1997年から、スコティッシュパワーで働いており、投資部の部長として仕事を始めた。
この夏から、リニューアブルUKの議長を務めている。
このグループは、政府が先月出した再生可能エネルギーロードマップによると、洋上風車の開発の技術開発と、部品製造を今後4年間推進する。
政府は、既に、洋上風車コスト低減に関する研究助成金として、3000万ポンドを準備した。
英国は、今日までの1.5GW から、2020年までに30GWの洋上風車を立てる計画である。
(Reporting by Karolin Schaps; Editing by Alison Birrane)
http://www.reuters.com/article/2011/08/19/us-britain-wind-appointment-idUSTRE77I36020110819
風車事業者である、スコティシュパワーが価格低減に動いている。
実際に価格を低減するのは、風車メーカーであるのだが…
風車メーカーとしては、この3000万ポンドの助成金を奪取することが必要だろう。
できなければ、単に事業者に食われ、政府に食われるだけになってしまう。
がんばれ、風車メーカー!!

2011年8月11日木曜日

東芝と三井の太陽光発電

日経ビジネスによると、日本の三井ケミカルと東芝は、出力50000kW(50MW)の日本国内最大の太陽光発電設備を作る。
このプロジェクトは、再生可能エネルギーを固定価格で買い取る制度の法案の通過を見越して計画されている。
このプラントは、6000kWの風力発電を持つ、800000平方メートルの三井ケミカルの愛知工場に建てられる予定だという。
2013年から、ここで発電した電力を中部電力に売電予定で中部電力と交渉中であり、三井造船とトーアゴセイがプロジェクトに参加予定。
政府が後ろ盾にある、日本政策投資銀行は、この費用のうちの90%である推定200億円を低金利で貸し付ける。
再生可能エネルギー固定価格買取の法は2012年7月に、発効予定であるとのこと。
(Reporting by Aman Shah in Bangalore)
http://www.reuters.com/article/2011/08/19/us-mitsui-idUSTRE77I5LV20110819